Alex Kerrの
町家。
貸家なので、チェックインというか2日間の賃貸借契約を結ぶ。
そこから先は、出るときまでも誰にも会わず、「うち」になる。
虫籠窓はうちの北側の窓に似ているけど、
光が甘く白く眩しいのがすてき。
築百年超えるおうちに備わった
寛大さとか
細部のあれこれに
リスペクトの気持ちでじわじわしてる大人をよそに
何の迷いもなく羽根布団ダイブするひと。
Alexさんの趣味で、清朝の戸板が壁に立て掛けてあったり
狂言の衣裳を飾っていたり
部外者の視点て大事でナイスだと思った。
そういえば
バックヤードがあるのは、イギリスの家に似てるかも。
息子は夜になってその庭の石に腰かけ、龍馬気取り。
ヴィラ一棟とか借りるとすぐ息子は「うち」といい、
旅の間中そこに還りたがり、
娘はホテルの「○○の間」みたいなのが好きみたい。
何室もあるお城や、豪邸みたいだからか。
鍵を掛けてポストに入れるのが、この「うち」とのお別れ。
京都が気に入った息子は大きくなったら住みたいそうなので
町家手に入れてみんなでリノベートしよっか(と、大きな夢を語っておくぞ)。